『未来をひらく日本委員会9月セミナー』のご案内

メインスピーカー :内藤 愼介氏
NHK大河ドラマ統括プロデューサー

テ ー マ  :『「八重の桜」を語る』 -次代を伝える“美しき心”―

日  時  :9月17日(火) 午後6時から

会  場  :日本プレスセンター 10階ホール

 

第92回 『福田康夫だな』

『ポスト小泉の名前は言わない』
森喜朗前首相が、日本記者クラブの昼食会に登場しました。
昔の政治記者時代からの親友である小池唯夫さんと一緒に
“森ぶし”を聞いてきました。小池さんは毎日新聞社の社長を経て、
いま、パシフィック野球連盟の会長さんです。
森さんは、我々の顔を見ながら「怒られるだろうが
今日はポスト小泉の名前は言いませんよ」と警戒気味です。

『外交で選ぶべし』
森さんは、プーチン大統領と1年に5回は会っているロシア通。
「ロシアは、最近変わってしまった。“官僚組織”がガッチリ復活し、
プーチンと前みたいに自由にしゃべれなくなった」と嘆く。
「日本が主導して、日・米・中・ロ・韓に北朝鮮を加える仕組みを
作りあげていくべきだ」
森さんは、ポスト小泉に話を持っていかないように、
外交の話ばかり”舌好調”に語ります。
「中国との外交断絶を解決してくれるなら、安倍晋三でも、
福田康夫でもかまわない」とまでは言いました。

『小沢一郎に奇手なし』
ジャ-ナリストから、「小沢一郎代表は、難しい相手じゃないのか」
という質問が出ました。
森さんは、「小沢さんとは、国会議員として同期生だ。色々やる男だ。
だけど、私は、彼の”手口”を全部知っている。
民主党党首になったからといって、これまで以上の”奇手”はやれない」
森前首相はこう述べました。

『派閥は無くならない』
「貴方は、次の総理にも影響力を持とうとしている」、キツイ質問が出ました。
これに対して、森さんは、「小泉総理が辞めたら、私は派閥の会長から
降りる」と断言しました。
同時に、「派閥は無くならない。個人個人の政治家の悩みについて、
選挙から夫婦関係まで相談にのってあげるのは派閥しかない」
このあたりは、いかにも森さんらしい。

『福田康夫だな』
昼食会を終えて、小池パ・リーグ会長や外国人ジャーナリストたちと
コーヒーを飲みながら歓談しました。
彼らは、口を揃えてこう言う。
「森さんは正直な人だなあ。
きょうの話は、“ポスト小泉は福田康夫ですよ”と言ったも同然だ。
福田さんが、ワシントンで米政権の中枢から大事にされたのが嬉しいのだろう。」
しかし、「政治は一寸先が闇(やみ)」と言います。
森前首相の気持ちは分かるが、秋までには一山も二山もありそう。