第92回 『福田康夫だな』 |
2006年5月22日 |
『ポスト小泉の名前は言わない』 森喜朗前首相が、日本記者クラブの昼食会に登場しました。 昔の政治記者時代からの親友である小池唯夫さんと一緒に “森ぶし”を聞いてきました。小池さんは毎日新聞社の社長を経て、 いま、パシフィック野球連盟の会長さんです。 森さんは、我々の顔を見ながら「怒られるだろうが 今日はポスト小泉の名前は言いませんよ」と警戒気味です。 『外交で選ぶべし』 森さんは、プーチン大統領と1年に5回は会っているロシア通。 「ロシアは、最近変わってしまった。“官僚組織”がガッチリ復活し、 プーチンと前みたいに自由にしゃべれなくなった」と嘆く。 「日本が主導して、日・米・中・ロ・韓に北朝鮮を加える仕組みを 作りあげていくべきだ」 森さんは、ポスト小泉に話を持っていかないように、 外交の話ばかり”舌好調”に語ります。 「中国との外交断絶を解決してくれるなら、安倍晋三でも、 福田康夫でもかまわない」とまでは言いました。 『小沢一郎に奇手なし』 ジャ−ナリストから、「小沢一郎代表は、難しい相手じゃないのか」 という質問が出ました。 森さんは、「小沢さんとは、国会議員として同期生だ。色々やる男だ。 だけど、私は、彼の”手口”を全部知っている。 民主党党首になったからといって、これまで以上の”奇手”はやれない」 森前首相はこう述べました。 『派閥は無くならない』 「貴方は、次の総理にも影響力を持とうとしている」、キツイ質問が出ました。 これに対して、森さんは、「小泉総理が辞めたら、私は派閥の会長から 降りる」と断言しました。 同時に、「派閥は無くならない。個人個人の政治家の悩みについて、 選挙から夫婦関係まで相談にのってあげるのは派閥しかない」 このあたりは、いかにも森さんらしい。 『福田康夫だな』 昼食会を終えて、小池パ・リーグ会長や外国人ジャーナリストたちと コーヒーを飲みながら歓談しました。 彼らは、口を揃えてこう言う。 「森さんは正直な人だなあ。 きょうの話は、“ポスト小泉は福田康夫ですよ”と言ったも同然だ。 福田さんが、ワシントンで米政権の中枢から大事にされたのが嬉しいのだろう。」 しかし、「政治は一寸先が闇(やみ)」と言います。 森前首相の気持ちは分かるが、秋までには一山も二山もありそう。 過去のコラムへのリンク | |
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